(リスト)
1.Reconcile
2.Shallow Dive
3.Monty
4.Pullover
5.Bella Forte
6.Poke Out Palmer
7.Keep Me On Edge
8.Deafness Becomes Me
9.Dusty
10.Empty Boot
11.Cant Walk No More
12.Chinboe
13.Last Piano
14.Mentation
15.Mentation pt.2
*****
Chin Chinのデビューアルバム。
最初聞いた時に、ジャンルレスだなぁと思った。(一応、エレクトロニカだけど)
このアルバムのコンセプトは「死に際に感じるキモチ」というものらしく、それらしいメロディ。
冷たくて温かい。
穏やかな懐古的でいて、昇華されるような、そんな印象。
個人的にはShallow DiveとLast Pianoが好き。
このアルバムではオーボエの音色が独特。
★★★☆☆
(概要)
一人息子を飛行機事故で亡くしたテリー(ジュリアン・ムーア)は、その悲しみに明け暮れ、14ヶ月経ってもその傷は癒されずにいた。
しかし、夫も主治医も息子の存在を否定し、飛行機事故もなかったと、主張する。
家にあった息子の思い出のビデオや写真からも息子が消えてなくなっていく。
息子の記憶はテリーの妄想か?それとも、別物の何かか?
*****
期待せず、何も疑問を持たずに・・・頭ン中を空っぽにして見るとソコソコ楽しめると思う。
地球人の親子との絆を調べるために行われた記憶操作。
そこを中心に、ストーリー展開に関する疑問を観客にもたせることを無意味に思ってるのか、拒否するような作り。
だからこそ「FORGOTTEN」なのかもしれないが。邦題もいただけない。
普通にオープニングから前半部分までは見入っていいくらい楽しめる。
個人的には後半にあるショットが一番のお気に入り。
突然の爆音(実際は爆音じゃないけれど、突然すぎて心臓に悪い)"ズコーーーーン"と共に、バキュームされるシーンは見物。
笑えます。
それだけがインパクト大な作品。
多分、そのショットだけなら、インパクトシーンベスト10に入ると思う。
★★☆☆☆
the Best of Jane Birkin / Jane Birkin
(リスト)
01. L’aquoiboniste
02. Yesterday yes a day
03. Je t'aime moi non plus
04. Ex-fan des sixties
05. Ford mustang
06. Ballade de Johnny-Jane
07. La gadoue
08. Di doo dah
09. Fuir le bonheur de peur qu'il ne se sauve
10. Baby alone in Babylone
11. Les dessous chics
12. C'est con ces consequences
13. Quoi
14. These foolish things
15. Avec le temps
16. Et quand bien meme
17. Baby Lou
18. Les yeux fermes
19. Je suis venu te dire que me m'en vais
20. DADY DA DA
21. La Javanaise
*****
ジェーン自身が選曲してリリースされたベストアルバム。
結構、メジャーな曲ばかりで聴きやすい。
やっぱり『Je T'aime Moi Mon Plus』は聴き逃せない。
セルジュとの掛け合い。SEXYな声の響きと、ささやき。
それに返歌するジェーンの喘ぎ声。
一時、仏では放送禁止にもなったいわくつき。
日本では歌舞伎町の某ストリップ劇場で使われ続けたという曲。
でも、本当にこの曲はスゴイ。
(ジョンとオノヨーコの「kiss kiss kiss」に比べものにはならない。あとeroticの楽曲のは・・・まぁそういう傾向だけども艶がない)
ある意味チャレンジした曲だなぁと思う。
個人的には『Yesterday yes a day』と『Ford mustang』が特にお気に入り。
前途曲は、優しいアコースティックギターのストリングとジェーンのウィスパーヴォイスが最高にいい。
なかなか贅沢なアルバム。
★★★★★
(概要)
薫くんシリーズの一作目。
高度経済成長期、安保闘争と退廃的な文化に狂乱する時代。
大学紛争のあおりで東大は1年だけ入試を中止し、薫は受験浪人になる。
*****
酷評も受けている作品だが、非常に完成度の高い作品だと思う。
(当時)高校生の一人称で書かれていて、語り口調として、文体としては非常に軽くて読みやすい。
ポップでウィットな印象だが、逆にこの内容を語るにはこの文体でなければ語られなかっただろうと思う。
夏目漱石の「我輩は猫である」と似ているかもしれない。(それ以上か?)
狂気の時代の中で、彼は破壊的暴力活動も、アンダーグラウンドの享楽的生 活も否定もしないが、その中に参入することも出来ない環境と葛藤との饒舌さが際立っていて、ある意味冷静でいて、柔和であり、ユーモラスで非常に面白い。
一片のカケラのピース。その存在をも感じる。
また、この話の最後のオチも好き。
サリンジャーとよく引き合いにされるが、完成度はこちらの方が高いように思える。
それは国民性かもしれないが・・・。個人的オススメな作品。
このシリーズをそろえるのに中々時間がかかった。。。
(今は新たに刊行されているので、簡単に揃う)
★★★★★
(概要)
日常の中の日常から広がる一線の幻想的な世界への入り口。
その世界に迷い込んでしまった者の夢と現の情感溢れる物語が広がる。
*****
著者の処女小説のこの作品。
独特な表現が多くトランス状態に陥るが、短編なので読みやすく、読む者の夢からへの脱出を助長させる。
人と人の距離感と、季節とその空気感の表現が非常に匂いを感じさせる。
その表現通り、この一冊自体がそういう存在でありうることの証明にも繋がっている。
また、時空という四次元を含めた「空間」小説の素晴らしさが表現されている。
相対性理論にあいまっていて、引き込みと去り際、そして後味を残照が上手いと感じる一冊。
非常に面白い。
★★★★★
一戔五厘の旗 / 花森安治
(概要)
装丁・挿絵・著全て、花森氏が手がけた一冊。
第二次世界大戦後の人々の花森氏の視点で、若者の生活から電気製品、また編集者としての仕事などを語ったもの。
*****
非常に面白い一冊。
なぜ『暮らしの手帖』が発刊されたのか。そして、それが今も受け継がれているのか。
それが宣言された顕著な作品。
中でも面白いと思うのが、メーカーに対して書いてある一節だが、「商品テストは消費者のためにあるのではなく、メーカーに役に立たない品をつくらせないようにするためにやる」というところ。
この逆説ロジックな発想と、「ペンは剣より強し」と言い続けている彼の魂がここにこめられているように思う。
また、装丁の箱のデザインも素晴らしい。(amazonにイメージがないのが残念)
★★★★☆